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米海兵隊普天間基地
(Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by hyougushi.)

沖縄県宜野湾市にある米海兵隊普天間基地の移設先を巡り日米間で揺れる中、普天間基地を抱える宜野湾市のウェブサイトに「普天間基地の海兵隊ヘリ部隊はグアム島に移転する」という内容の文書が公開されています。

文書によれば、米国側は米軍再編のロードマップに従い「8千人の軍人と9千人の家族を2014年までに沖縄からグアムに移転する」としており、その中には普天間飛行場のほとんどの部隊が含まれるということです。

普天間基地の移設先として現在日米間の合意とされているのは沖縄県名護市辺野古の海兵隊キャンプ・シュワブ沿岸ですが、文書の内容はそれとはまったく異なり、米軍みずから県外移設計画を推進しているというもので、県内移設という日米合意の妥当性を揺るがすものになっています。

名護市辺野古の沖合は遠浅の海にサンゴ礁が広がり、沖縄でも屈指の美しさを誇ります。また、天然記念物で希少動物のジュゴンが海藻を食べにやってくる「藻場」として有名ですが、もし普天間基地がキャンプ・シュワブ沿岸に移設することになれば、辺野古の海が環境破壊にさらされ、ジュゴンも姿を消すのではと危惧されています。

また、県内移設では基地騒音や米軍人らが引き起こす事件・事故等による沖縄県民の負担が軽減されず、沖縄県内の世論は県外移設を強く求めています。

日本政府が移転候補地決定を先延ばしにする中、普天間基地を抱える地方自治体が独自に「米海兵隊は海外移転を進めている」と公表しているのは実に奇妙な事態です。政府には国民に情報を開示し、県外移設への道筋をつけるべく行動することが問われています。

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