Rmaj_1003_2

レコーディングスタジオでCDなどを録音するときに楽器演奏を行う「スタジオミュージシャン」。各地でコンサートを主催しているNPO法人RMAJが実施したアンケートでは、スタジオミュージシャンについて「知っている」は25%、「聞いたことはある」が35%でした。意外と知られているような、いないような?

もっとスタジオミュージシャンについて知ってほしい!ということで、30年以上のキャリアを持つベテランスタジオミュージシャンで、RMAJ理事でもある佐野博美さんにいろいろと教えていただきました。

「私の職業は演奏家」と言う佐野さん。クラリネット、サクソフォーン、ときには口笛も吹くそうです。有名歌手のCD録音にかかわることも多く、最近参加したレコーディングだけでも、北島三郎さん、五木ひろしさん、石川さゆりさん、氷川きよしさん……と蒼々たるメンバーですね。

レコード会社やミュージックコーディネーターから「○月○日、○時から○時まで空いていますか?」と連絡が入り、空いていれば指定された楽器を持ってスタジオへ。作曲家やアレンジャーの名前は連絡を受けたときに聞けますが、どんな曲を何人編成で演奏するのかは、スタジオに行くまで分からないとか。楽譜も現場で初めて受け取ります。

録音時間は大体1曲1時間ほど。歌手の伴奏のほかにも、映画やテレビドラマの音楽、CM、街に流れるBGM、カラオケなど実にさまざま。演奏ジャンルも演歌に限らず、クラシック、ポピュラー、ジャズ、ラテン、タンゴ、ポップスと多様。私たちは、そうとは知らずに佐野さんの演奏をどこかで耳にしていそうです。

スタジオミュージシャンによっては歌手のコンサートツアーに参加することも。佐野さんが忘れられないのは、リーダーとして参加した松山千春さんのツアー。「メンバーは全員スタジオミュージシャンで、千春さんより年上でしたが、素晴らしい歌唱力と絶妙なトーク、そして男気な性格に全員がファンになってしまいました」と語ってくれました。

スタジオミュージシャンとは和製英語で、英語圏ではレコーディングミュージシャンと呼ばれるとのこと。「音楽は人生のアンサンブル」という佐野さんのようなスタジオミュージシャンが、日本の多彩な音楽シーンを支えてくれているのですね。

ピックアップ

gaienwalk06

新国立競技場がどれほど大きいのかみてきた
新しい競技場をつくらないで、いまある競技場を改修するエコな五輪にしませんか?という思いが高まったようです。

このページの先頭へ