神流湖

都市と農山漁村のつながりを取り戻す活動を10年以上続けているNPO法人JUON(樹恩) NETWORKが先日、森づくり体験イベント「森林の楽校(もりのがっこう)」を開催。なになに、新宿駅からバスで送迎してもらえて、露天風呂や懇親会まである?ちょっとそれ、至れり尽くせり過ぎませんか!?いやこれ、本当に楽しかったんです!

"天ぷらバス"でまいりましょう

2月に開催された埼玉「神の泉 森林の楽校」は、年に3回のペースで10年も続いているそう。記念すべき30回目の今回は、「森林の楽校」初の試みとして"天ぷらバス"が導入されました。バスが出発すると環境や森についてレクチャーが始まります。

バスに乗り込む参加者
朝の集合時は雨。一見、普通のバスですが...

天ぷらバス
車体の横にこんな表示が。排気ガスのにおいも天ぷらっぽい!

移動中の車内で、"天ぷらバス"をコーディネートされたNPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパンの壱岐さんが解説してくださいました。

このバスは、使用済みの天ぷら油(植物性の廃食油)に触媒を加えて精製された燃料「BDF」で走っています。そのために車に特別な加工・修理をする必要はなく、普段は軽油で走っているバスに、そのままBDFを給油すればOK。運転感覚も軽油の場合とまったく同じだそう。違いはといえば、なんと、ニオイ。いわゆる排気ガス臭い感じは少なく、むしろ、たしかに天ぷらを思わせる香ばしいニオイが...!

ガソリンの代用物のバイオエタノール、軽油の代用物のBDFは、いずれも石油が高騰した2年ほど前からコストダウンを目的に開発が進み、その結果、森林を伐採してパームヤシやトウモロコシを植えたために森林が減ったり、発展途上国で食糧危機が深刻化したりといった問題が注目されました。

それに対して"天ぷらバス"で使用しているBDFは、人々の集まる都市で循環型社会をどう実現するかという課題に向き合ったもの。家庭で使用された植物性油(天ぷら油)を捨てずに回収して精製し、再利用しています。今回は杉並区の小中学校で給食を作るときに出た廃油を使用。都市がエネルギーの地産地消を実現できるわけです。二酸化炭素をまったく出さないわけではありませんが、植物由来の燃料なのでカーボンニュートラルだと思うと、気持ちも軽やか!(ちなみにNPOエコツーリズム・ネットワーク・ジャパンは、この活動に対して2009年度セブン-イレブンみどりの基金公募助成を受けました。)

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