田舎で仕事をする方法

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仕事場の景色が素晴らしかった。写真だとわかりにくいれど、外房の海が見える。

---すごい景色のいい仕事場ですね。でもパソコンが塩害で死にませんか?

「もう窓は開けないですね。完全エアコン室。海を見ながら仕事をしようとしてこの配置にしたんですけど、眩しくてモニタが見えないですね。だいたい僕がやっているのCADなんで、これだと全然見えない。だからいつもブラインドを締めているんです。これは盲点でしたね。」

---それは切ない。こっちにきて仕事がしづらくなったところとかありますか。

「あー、仕事ではないですね。困るのは東京の友達から飲みいこうっていわれることだけ。」

---こういう仕事だったら、インターネットがあれば大抵対応できますか。

「そうですね。ロボットの基盤の量産とかも、CADのデータを直で中国に送っているから。そこの事務所はカナダなんだけど、そこに英語で頼んで。」

---すごい国際的ですね。技術力とインターネット上での行動力があれば、こっちにきても仕事は困らないものなんですね。

田舎での生活について

---こっちにきて生活費は変わりましたか。

「金は浮きますね。今はここが自宅兼事務所なんですけど、向こうにいたときは、事務所代が安いところで10万と、住むところが普通の賃貸マンションで14万。毎月24万が人に払っているだけだから、ふと考えたらもったいないなって。こっちきてこの家を建てて何千万万かのローンを組んだんだけど、それでも東京の家賃より安いから。賃貸と違って家が手元に残るし。」

---そう考えると全然違いますね。私の場合、将来の仕事が漠然と不安でローンを組む勇気がないのですが。食費もだいぶ安くなりますか?

「食費はね、こっちにきて増えましたね。刺身ばっかり食っているから。せっかくだからウナギ釣りとかしたいだけど、夕方から仕事が絶好調になってくるタイプだからなー。東京に住む仲間は、ここを別荘みたいに使っていますよ。かみさんの友人も毎週のように癒されにきたりね。」

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薪割りをする生活っていいなと単純に思うのは、まだ自分が住んでいないからかな。

インタビューを終えて思ったこと

インターネットさえあれば、職種によっては田舎にいっても東京と変わらずに仕事ができるということが分かった。ただ問題は、インターネットとなにを組み合わせるかである。石井さんはロボットの開発と販売をインターネットと組み合わせることで、見事に田舎暮らしを成立させている。私だったら何ができるだろう。

子供の喘息が治ったという話しを聞けたのもよかった。今のところうちの子供は元気だが、やっぱり空気のいいところで育てたいという思いがある。なんて子供を理由に田舎暮らしを進めようとしているだけだけど。

いままでは漠然と田舎で暮らしたいなと思っていたが、具体的に「田舎でなにをしたいのか」、そして「田舎でなにをするか」を考えるいいきっかけになった。まだその答えはでていないけれど。

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「ロボットにぬいぐるみを着せて動かそうと思っているんです。」

■石井さんの会社:浅草ギ研

今回は千葉県いすみ市の海のそばを選んだ三人の話を聞いたが、また別の理由で別の土地に移り住んだ人の話を聞いてみたいと思う。

【関連記事】
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コメント

  1. 他所で見かけるような、成功例だけが前面に出ている記事じゃなくてとてもためになりました。
    あと、インタビューされた方々も肩肘張って田舎暮らしを始めている人じゃなかったところも、逆に田舎暮らしを近くに感じることができてよかったです。
    また海以外の田舎暮らしの人のインタビューも読んでみたいです。

  2. 田舎暮らしの赤裸々トークが聞けて良かった。
    塩害も、子供にとってはぜんそくをも治す驚異のパワーでもあるんですね。

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