ザザムシ漁にやってきた

ザザムシの味を知ったところで場所を天竜川へと移し、実際のザザムシ漁を見せていただくことにした。それにしても今日は長野の二月とは思えない、雪のない穏やかな天気だ。

天竜川のザザムシ漁は「虫踏」という独特の漁法で、棒のついた四手網、歯のついていない鍬、長靴に取り付ける「ガンジキ」と呼ばれる金具、重ねられた金ザルなど、この漁でしか使わない特殊な道具によっておこなわれる。

ザザムシをとるためだけに、ここまで道具が洗練されているという事実に、伊那の人のザザムシへの熱い思いがビンビンと伝わってきた。

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これが天竜川のザザムシ漁ファッション。一見畑仕事っぽい。

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虫を踏むのに許可がいるのです。

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場所は石がゴロゴロしていて、水がザザザザと流れている川。

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鉄工所に頼んで作ってもらったという特注の虫踏みブーツ「ガンジキ」。

石の裏にはザザムシがいっぱい

ザザムシは川にある石の裏についている虫。試しにその辺に転がっている石をひっくり返してみたら、さっそく何匹ものザザムシがへばりついていて腰を抜かしそうになった。

渓流釣りをするときはエサの虫獲りに苦労するものなのだが、この川のザザムシ埋蔵量は相当なもの。河川工事の影響でだいぶ減ったとはいうが、こんな虫の多い豊かな川ははじめてだ。これだけザザムシがいるからこそ、伊那の人がこれを獲って食べようと思ったのだろう。

それにしても、私はさっきこれを食べたのか。うわあ。

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その辺の石をひっくり返したら、いきなりたくさんいてびっくりした。なるほど、「昔は箸でつまんで獲った」という意味がよくわかった。

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コメント

  1. 伊那谷在住の者です。
    しっかり取材されていて、地元としても嬉しいコラムでした。

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