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真夏の電力消費ピークを控えて電力不足が取り沙汰される今日この頃。「電気を他人任せにしちゃおれん!」と一念発起し、太陽光発電パネルと自動車用廃バッテリーを組み合わせた自立型ソーラーシステムを立ち上げることにしました。その顛末やいかに。

元ネタは「0円ハウス」

スイッチオンで楽チン、便利な私たちの電化生活。しかしそれが実は地方の犠牲の上に成り立った、大変に脆いシステムであったことは、東日本大震災で発生した東京電力福島第一原発事故で誰の目にも否応なく明らかとなりました。

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電力会社に依存してばかりもいられない(東京電力広報資料から引用)

では、高コストで危ないゲンパツに依存せず、しかも地方にリスクを押し付けなくても済む生活はいかにして可能なのか? 節電アンペアダウン自然エネルギーファンドへの投資、政治家や企業への働きかけ街頭デモ等々、個人でもできることはいろいろありますが、筆者は「自分で自然エネルギー発電ができないだろうか?」というアイデアにこだわってみることにしました。

というのも、以前のブックガイド・コラムで紹介した本『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に登場するホームレス=都市狩猟採集民の一人が、秋葉原で売られている1万円の太陽光発電パネルと自動車用廃バッテリーを組み合わせて、テレビやカラオケなどに使う電気を自給している・・・ということを知ってしまったためです。

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『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(坂口恭平著、大和書房 1500円+税)

もしこれが自宅で実現すれば、自然エネルギーを多少なりとも自給できて、しかも今使っている液晶テレビの電気料金がタダになるかも(※)!? というわけで早速試してみることにしました。
※もちろん太陽光パネルなどの購入費用はかかります。

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コメント

  1. DC=AC?? 直流の太陽光パネルと車バッテリーの配線は、まあいいが。(過電流時危険有) 直流のバッテリーとTV・PCの交流を直つなぐことはありえませんし、危険です。インバーターでACをDCに変換する必要があります。このコメントも電気の知識が少しあれば当たり前のことでした。

  2. 今回の震災で私もソーラーに興味を持ちました。(5日間停電してました)
    現在3kw程度のシステムを設計中ですが、自分で使う電気を自分で発電する事がいかに大変か実感しました。
    ソーラーを導入するだけじゃなくて、生活スタイルを見直す必要を感じています。

  3. コメントをありがとうございます!
     
    望月邦夫様>
    いえいえ、液晶テレビもノートPCも直流(ACアダプタ)で駆動する機種ですのでご安心を。
    文系の筆者ではありますが、さすがに直流と交流の区別は心得ております(笑)
    ただ、構成図が判りにくかったかもしれません。これは近日中に手を入れたいと思います。
    また、過電流の危険性は承知しておりますが、今回は小規模のシステムであり、また自己責任で行うという前提で、あえて目をつぶりました。ご理解いただければ幸いです。
     
    taka_taka_7様>
    私も、震災と東電原発事故、そしてそれに続く「無計画停電」で、「安心・便利な電化生活」という自明性がひっくり返るのを目の当たりにして、今回の導入実験と相成りました。
    ただ、太陽光パネルを作るのにもエネルギーは必要な訳で、電気をジャブジャブ消費するような生活スタイルは今後やはり見直す必要があるでしょうね。その意味で、ご意見に同意します。
    デンキに「使われない」生き方が求められているのでしょうか。

  4. すみません、以下の計算の意味がよくわからないのですが、説明していただけるでしょうか?
    >よく「日本の電力の3割は原子力」と言いますが、日本の原子炉が54個あることを考えれば、
    30%/54個=約0.56%
    原子力発電が日本の電力供給に占める割合を原子炉の数で割った数字と家庭での電力消費量に太陽光発電が占める割合の関係がわかりません。
    面白い試みだと思いますが、このシステムなら夜間と天気の悪い日はテレビが見られないということですね。
    それもなんだかな、と思います。

  5. koma7様
     
    コメントをありがとうございます。
    今回のシステムは太陽光パネルで発電した電気をバッテリーに充電して、家電製品を動かす仕組みです。バッテリーに充電してさえあれば、夜でも雨天でも使えます。むしろ問題は、太陽光パネルの発電出力が5Wしかないことです。
    試算は、筆者の自宅で使うゲンパツの電気を自前の自然エネルギーでどのくらい置き換えられるかという意図でやってます。原子炉1個程度だったら上記のシステムでもほぼ代替できるという結果になりましたが、いずれにしても「頭の体操」程度にお考え頂ければ幸いです。

  6. 斉藤様
    返信ありがとうございます。
    計算の意味了解しました。
    なるほど、そういう考え方なら納得です。
    しかし、日本の原子炉が54基すべて定格出力どおり稼動していることはありえないのですから、
    実際の原発による電力供給量を最大出力で比較すると、原子炉一基あたりの発電量に占める割合は相対的に低くなりますので、
    そこは頭の体操とはいえもう少し正確を期すべきではないかと思います。
    最後にもう一つ、原発をカタカナで表記することにどのような意味があるのでしょうか?
    レトリックとして敢えて違和感を読むものに与えるという意図があるのかもしれませんが、
    目をひきつける効果よりも非常に中途半端な日本語が使われているという印象を持ってしまいます。

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