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耕作放棄地となってしまった荒れ地を開墾し、田んぼを復活させ、苗を植え、そこで収穫した米でお酒をつくるという壮大なプロジェクト、「僕らの酒」に参加してきた。

「僕らの酒」プロジェクトとは

自分達が飲むお酒を作るために、わざわざ耕作放棄地に鍬を入れるところから始めるという、スロードランカー(いま作った適当な造語です)な活動をしているのは、神奈川県の大磯町で西湘地域に残る歴史的資産や自然・生活環境の維持活用をおこなっているNPO法人「西湘をあそぶ会」が主催する、「僕らの酒」というプロジェクト。ネットや口コミで集まった117人(6/19現在)の会員が、田んぼで本格的な農作業を楽しんでいる。

参加者のほとんどは田んぼの素人ばかり。地元神奈川の人だけでなく、千葉や埼玉、遠くは栃木からも集まっており、意外なことに一人で参加する女性が一番多いのだそうだ。

このプロジェクトに申し込むような人は、そこですでにひとつのフィルターを越えているため、参加メンバーと共通の価値観を持った人だけが集まってくるのだという。そのため、普通の社会生活ではありえないほど、初対面から溶け込むケースが多いらしい。

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この森に挟まれた棚田が、「僕らの酒」をつくるための田んぼ。トトロの一匹や二匹は住んでいそうな森に囲まれている。

耕作放棄地の開墾から始まる米作り

2009年に神奈川県の大井でスタートしたこのプロジェクトだが、三年目を迎えるにあたって、地元である大磯町からの提案もあり、ここ大磯の耕作放棄地へと舞台を移動。そのため、今年はまた田んぼ作りからはじめることとなったそうだ。

今は立派な田んぼとなっているこの土地も、この春までは農家の高齢化によって平成17年から使われていなかった耕作放棄地。放置された6年の間にススキやカヤがこれでもかと生い茂ったため、「耕す」ではなく「開墾する」という言葉がぴったりくる作業を経て、ようやく本来の田んぼの姿へと戻ったばかり。

ここの田んぼは三面あり、もう少し下った場所に、まだ絶賛開墾中の場所がもう一面。なんだか話を聞いていると相当ハードコアなプロジェクトのようだが、基本的にすべて自由参加の活動なので、メンバーは自分が無理なくできる範囲の作業をやればいいそうだ。そのため子連れ率も相当高い。

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開墾前はこんな状態だったそうです。「僕らの酒」ブログのこちらより転載。

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昨日、大雨の中で田植えをした田んぼ。長靴の足跡から作業の大変さが伝わってくる。

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ここにいるだけで、なんだかウキウキしてくる日本の原風景のような場所。

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こののんびりとした空気感、伝わるでしょうか。

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