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田舎には仕事、雇用がないと言われる。果たして本当なのか。このテーマについてメディア情報の見方を交えて考察したい。

田舎暮らしの常識を疑え

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田舎暮らしにも色々あるが

世の中には、田舎暮らしフェアなるものやセミナーも多く、日夜情報が流れている。

そこでよく聞く情報は、「田舎暮らしは意外にお金がかかる、毎月20万円は覚悟するように」「雇用がないから貯金か年金がないと暮らせない」「農業やるとしても最低300万円の蓄えが必要」「田舎はよそ者には厳しい」などと夢を粉々にしてしまうものが多い。

しかし、田舎と一口にいっても地方都市から限界集落と呼ばれる過疎地まで様々である。何がどうなのか、考察したい。いろんな情報を発信する身として今回は、情報の見方を交えつつ写真を少なめにお送りする。

田舎に住んでいない人が語る情報には注意が必要

調査で最初に分かったのは、田舎暮らしを語る窓口の最初が、たいてい田舎暮らし支援団体に所属し雇用されている方であることだ。

つまり、実際には定期収入をもらって都会的暮らしを送っている人が、田舎暮らしとはこうである、と述べているケースが多いのである。

そのような人は、定給ありきの生活をしているので、雇用に依存しない暮らしについては非常に厳しい評価を下している。従って、そのメッセージをそのまま受け取ると激しい精神的ダメージを受ける。

これには注意が必要である。あらかじめ覚悟しておかないと気力が奪われることになる。

あまりにも未知の世界にはメディア情報は役に立たない

都会暮らしをしていて、田舎での生活についてインターネットで検索すると、色々な人のブログやレポートが出てくる。が、どれが自分のためになる情報なのかは分かりにくい。

これは、メディア情報の特性上致し方ないことだ。関連する実体験がないような事柄に関しては、メディアでの情報をいくら集めても正しいかどうか判別がつけられないのである。

情報の中には「安易に田舎暮らしをしたらひどい目に合う」というような情報もあるので不安もかき立てられる。いい情報も悪い情報もあり、結局どうなのかわからない状況になり、前に進まなくなる方は多い。

比較できる一次情報が必要だ

玉置さんの田舎暮らしインタビュー5にもあるが、田舎暮らしは、好きな人には楽しそうである。そこで問題になるのは仕事。

「田舎には仕事がない」というのは散々言われる事であるが、果たして本当なのか。未知の世界の情報を得るためには二次情報だけでは限界がある。二次情報を有効に活用するためにも、まずは一次情報を得なければならない。

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コメント

  1. 東京様すごい!東京様すごい!

  2. 私も都会から移住して、田舎に住んでいます。
    都会では体験できないような事が、沢山あります。
    畑で聞こえるのは、農耕車以外は鳥の声・虫の声・風の音。
    お互いの家で育てたお野菜の交換。
    山へ入れば、山菜採り。
    収入は確かに少なくなったけど、心も体も豊かに暮らしています。

  3. みりぃさま
    貴重な声、ありがとうございます。
    健やかに滋味のある食べ物を食べて
    いい距離感で人と協力して生活していく
    というのはどこにいても大事なことだと
    改めて感じ入りました。

  4. 伊藤さん、こんにちは。
    私も都内でグラフィックデザイナーをしています。
    おっしゃるとおり価格競争や、ルーチンワークによる担当者の思い入れのない対応なんかに
    くたびれることがよくあります。
    それ自体は収入のためと割り切って乗り切りますが、
    ふと「それだけじゃない生き方」を考え、田舎暮らしを検討することがあります。
    そんなときにこの記事を見つけましたが、大変参考になりますね。
    今はまだ家内との「田舎暮らし」についての温度差がありますが、
    再度じっくり検討したいと思います。
    これからも執筆活動がんばってください。

  5. まさみさま
    コメントありがとうございます。現代社会は何かと
    くたびれることが多いかもしれませんね。
    何はともあれ健康は一番大事であると私も日々実感しています。
    田舎暮らしに関しては家族でちょっといいかも、とかやってみるかという
    気運が高まるのが大事そうな気がします。
    一番いいのは、楽しそうに暮らしている人に会うのが自分もやる気がでますし
    最初は、小旅行のような感じでも、そういう入り口になる人の話が聞ける
    お店に行ったりするのはいいのかも、と最近は思います。
    丁寧にお読みいただきありがとうございました。

  6. 実に不明瞭なデータしかない記事のように感じた。
    それなりに手元に残る・・・?
    デザイナーが不足というより、情報が正しく伝わるデザインをできる人がゼロ人だったりするそうだ。ー誰によって?
     ・ 車代のこととか考えていますか
     ・ 家の改築費用は考えていますか
     ・ 修理した液晶テレビが発火したらだれが責任を負うのですか
     ・ 救急病院は夜間開いていますか
     ・ 買い物に出るまで何キロかけるつもりですか
     ・ 同世代0でも気にしませんか
     ・ 言葉通じますか
    絶対に M O M E ます。
    などなど 数字もなければ 実際にやってみもいない さらにどこに住んでいるかも書いていない。
    なんという ことでしょう
    鳥取住み 7年 

  7. とりぴー様
    公開してしばらく経つ記事ですが、お読みいただきありがとうございます。
    以下一点一点回答して参りたいと思います。
    取材させていただいたところは、かれこれ7年ほど通って年に何回か
    滞在している新宮市というところになります。
    >デザイナーが不足というより、情報が正しく伝わるデザインをできる人がゼロ人だったりするそうだ。ー誰によって?
    =新宮市にお住まいの20代デザイナーより直接伺いました。
    グラフィックデザインというのは、とくにウェブデザインについては
    情報をどのように探しやすく配置するか、という手法が重要になってきています。
    この情報設計について習熟している人は、稀である、というのが各種サイトやチラシを見て
    私自身は実感しているところです。
    > ・ 車代のこととか考えていますか
    取材したところは、いろんな人の積み重ねで同世代の人が何人かいます。
    一例ですが、2人で26万円(車検込み)の中古軽ワゴンを購入してシェアして使っています。
    その後、使われなくなった軽ワゴンを譲り受け、計2台をやりくりして使っているそうです。
    車の維持費用:ものすごく移動が多かった月で、月2回満タンに給油。
    1回だいたい6千円くらいなので、計1万2千円かかるとのこと。
    普段は、ここまで使わないそうです。ちなみにシェアしているので
    この多いときで一人当たり6千円です。
    あとは2年に1回車検代がかかります。
     
    >・ 家の改築費用は考えていますか
    先日、自主運営のコミニティスペース(イベントしたり長期滞在できる場所)の
    床(100平方メートル)が腐ったので、材料費約20万円でDIYにて改修しました。
    ほかの例ですが、同じように自宅を改修した方の例では
    14帖の床を張り替えて床代金20万円くらいかかりました。もちろん床はりは自分で。
    自己負担するかわりに、その分家賃数千円程度と低く抑えられます。
    それ以外、タンスや冷蔵庫、コタツ、ソファー、PCは全部もらいもの、とのこと。
     
    >・修理した液晶テレビが発火したらだれが責任を負うのですか
    これまで発火した報告は受けておりません。
    修理の大半は、綿密な掃除で解決するので、テレビに手を加えることは
    ほとんどないとのことです。
    ちなみにテレビの発火事故は古いタイプのエポキシ樹脂を絶縁体に使っている物で
    発生が多く、現在のテレビはガラス繊維を使っているため発火事故は少ないそうです。
    >・ 救急病院は夜間開いていますか
    新宮市立医療センター
    http://www.hsp.shingu.wakayama.jp/
    遠隔地も多いので、ヘリによる搬送などの手段をとることもあるそうです。
    医療センターも対応できない場合、県のドクターヘリが飛びます。
    >・ 買い物に出るまで何キロかけるつもりですか
    ショッピングモールがある市内までは車で50分程度
    最寄りのホームセンターまでは車で10分
    生鮮食料品店、工具商店までは車で5分
    となっております。
    また、集落を巡回する移動販売者(魚屋、肉屋、八百屋さん)がいらっしゃいます。
    ただ、野菜やお米等は自給しているので
    買い物頻度は週1回程度。車で50分程度かけて、気晴らしかねて
    市内まで出かけることが多い。
     
    >・ 同世代0でも気にしませんか
    同世代0というのは、ともかく、話の合う人がいることは大事な問題です。
    今回の取材で取り上げたところでは同世代の人が来やすいイベントや
    住むまでいかなくても長期滞在できる場所をつくるなどして工夫されています。
    また、週休3日のカフェができたので、そこに行くと近い世代に出会えたり
    するそうです。
    もちろん最初は、同世代が自分だけということはありえます。
    そこで、情報を発信したり、イベントを開催するなど工夫します。
    遊びにくる人や、1、2週間試しに滞在する人、それぞれの段階を
    色々用意して工夫します。
    その中で、一人同世代の人が住んでいると次の同世代はやってきやすくなります。
    そのような形で20代、30代が年に2、3人ずつ 増えているようでした。
    >・ 言葉通じますか
    通じます。
    ただ、昔からその地域に住んでいる方々で、なまりのきつい方がまれにいます。コミュニケーションには多少苦労します。ただし、過疎地域ですので、たまにしか会えません。毎日毎日深くコミュニケーションをとるわけではないので、問題にはなりません。挨拶を聞き取りやすくはっきり言うことが大事とのことです。
     
    >絶対に M O M E ます。
    絶対に揉めます、ということでよいでしょうか。
    人間がいれば、都会であれ田舎であれ、うまくお互いの意思を調整しなければ
    いけません。絶対に揉めない方法もありませんし、何をやっても必ず揉める
    ということもないのではないかと思います。
    特に田んぼの水の管理などでもめることをよく聞きます。
    しかし、これも事前に相談したりすることで解決します。
    なんでもそうですが、知らない土地に引っ越してきたわけですから、
    そこに昔から住んでる人に確認とればよいですね。
     
    以上です。
     
    もしご興味があれば交通費お出ししますので
    一度見にいらしてください。事情は場所によって違うでしょうし
    鳥取でのお話も、もしよろしければお聞かせいただければと思います。

  8. 追記です。
    救急医療については、山間部のためドクターヘリでの搬送になり
    市立での救急病院でも対応できない場合は和歌山市にある県立医科大学付属病院から
    もっとも遠い新宮だと30分、今回取材したエリアでは15分で来るということです。
    http://www.wakayama-med.ac.jp/topics/doctor_heri.html

  9.  田舎に空き家があるので借りたい人がいれば貸してもいいかな~と思っています。

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