自分のための薬草茶をブレンドする

一通りのお茶を己の五感で試したところで、本日のメインイベントであるMy薬草茶作りに取り掛かる。誰のための、何のためのお茶なのかイメージを作り、オリジナルブレンドの薬草茶を作るのだ。

まずは小川さんのお手本から。お店のスタッフの方に体調を聞いて、薬草茶のベースとなる氷見のはとむぎ茶に、その人に必要な薬草を加えていく。

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「こういうカフェが病院の中にあったらいいですよね」と小川さん。なるほど確かに。

今日用意していただいた薬草は、薬事法上、医薬品として扱われないレベルのもの。野球でいえばアマチュアレベルの効能ということなので、一番大切なのは、日常的に飲むために「おいしい」と感じること。

良薬は口に苦しというけれど、薬草茶は毎日続けてこそのものなので、おいしいほうがやっぱり嬉しい。味と効能のバランスを考えながら、飲み続けられるお茶をブレンドすることが肝心のようだ。

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素材が一種類のお茶より、何種類かを上手にブレンドをしたお茶の方がおいしいようです。その人の体調に合っていれば、さらにおいしく感じられるのだとか。

私がMy薬草茶に求めたのは、花粉症対策。この日はまだまだ杉花粉が飛びまくっている時期だったので、この不快感を少しでも和らげたいところ。小川さんのアドバイスに従い、はとむぎにイラクサなどを加えてみることにした。イラクサって、子供のころによく足にひっかかったあの草か。

せっかくの機会だからと、小川さんがこれは高いといっていた薬草を多めに入れてしまうあたり、花粉症の改善よりも、煩悩を消す効能が必要なのかもしれない。

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欲張って何種類も入れてしまった。

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組み合わせがよくないと、こんな風に成分が消しあって濁ってしまうそうです。渋い!

何回かオリジナルブレンドを試し、胃袋をタポタポさせながらも、なんとなく口に合う味のお茶を見つけることができた気がする。味だけではなく、効能も考えながら組み合わせるというところが面白かった。

今回のワークショップでは、小川さんが用意した薬草茶をブレンドするだけだったが、せっかくチベット医に教わるのであれば、できれば一緒に薬草を集めて、乾かして粉砕し、焙煎するという一連の流れを学んでみたいところである。

もちろんチベットで。

いや、ここ氷見で十分ですけどね。

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これで今年の花粉症はどうにか乗りきれました。

三千年前の伝統医療というと、どれだけ効果があるのか怪しんでしまう部分も正直あるけれど、私たちが普段飲んでいるケミカルの薬が、もともと自然界に存在する有効成分を効率化して精製したのだとすれば、チベット医が自然界から採ってきた薬草にも、非効率ではあったとしても、なんらかの効能があるというのは道理といえる。

なんでも医者や薬局を頼る前に、なにか自分でもできることがあるような気がしてきた。もちろんケースバイケースなのだけど。とりあえず家にいるときは、市販の清涼飲料の代わりに、薬草茶を飲んでみようと思う。

東北大学で現代医学の薬剤師資格を取り、ダラムサラで伝統医療をおこなうチベット医となった小川さんは、最近よくいわれるようになった「食育」のように、「薬育」という考えを教育の中に入れたいと考えているそうです。

【参考サイト】
チベット医学・薬草研修センター
風の旅行社(小川さんの講座)

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