憧れの生ハム生活を想像してみる

グルメミートワールドで生ハムの原木を注文するのは、レストランなどの業者と個人で半々くらいらしい。生ハムを丸ごと買うなんて、マグロを一本買うくらい現実味のない話のようだが、生ハム生活を楽しんでいる人は想像以上に多いようだ。

hamu_08.jpg
赤身と脂身のコントラストが美しすぎるハモン・イベリコ。これを眺めて生活したい。

とりあえず、ちょっと想像をしてみよう。家に生ハムの原木がある生活を。

そうだ、床の間に壺やキジの剥製の代わりとして飾るというのはどうだろう。

そして来客があれば、おもむろにその原木をナイフで切っておもてなしだ。

鰹節を削ってダシをとるように、ベランダのプランターからバジルを摘むように、生ハムを原木から切ってオードブルを出すのだ。

我が家には床の間がないけれど。

hamu_09.jpg
黒い蹄がイベリコ豚の証。

生ハムを一本まるごと手に入れることで、熟成が進むことによる肉質の変化や、部位ごとの味の違いをすべて楽しめるというのも大きな魅力である。

田村さんの話だと、脛にある骨と骨の間に少しだけある肉がとてもおいしいそうだが、それを味わうのは原木オーナーにのみに許される快楽なのだろう。

結婚のお祝いに贈る人も多いそうで、時代はケーキ入刀ではなく、生ハム入刀なのかもしれない。キャンドルサービスの代わりに生ハムを切り分けながらテーブルを回ったら盛り上がりそうだ。

原木といえばシイタケの原木栽培も魅力的だが、今欲しいのは生ハムの原木だ。

hamu_11.jpg
軽く温めたパンに乗せて、オリーブオイルを掛けただけで幸せがやってくる。

池田さんの話だと、これがあると外食で生ハムを頼むのが馬鹿らしくなるらしい。

お店で頼めば数切れで二千円とかする生ハム、運ばれてきた段階で一人何切れ食べていいかを計算せずにはいられない生ハムを、食べたい時に食べたいだけ、切りたての状態で食べられる日々の素晴らしさを力説された。

hamu_12.jpg
目玉焼きの上に生ハムをたっぷり乗せるという贅沢をさせていただいた。お店で食べたらいくらとられるのだろうと不安になるハムエッグだが、生ハム原木があれば家でいつでも食べられるのだ。

グルメミートワールドには、ナイフや台など一式セットになったものが、25,000円から用意されている。これなら年末に買ってまだ使っていない釣り竿よりも安い。

他の店でこの値段だと、熟成期間が足りなかったり、後ろ足ではなく前足の生ハムだったりする場合もあるそうだが、ここのは一番安いものでも16ヶ月熟成された6.9キロ以上保証のハモン・セラーノ。可食部分が3.5キロ~4キロらしいので、100グラムあたり650円くらいか。生ハムの相場がよくわからないのだが、一食当たりそんなに量を食べるものではないから、高くはないような気がする。

hamu_13.jpg
目玉焼きと生ハムを一緒に食べた池田さんはこの表情。

常温で一年以上の保存ができるので、賞味期限を気にせず、優雅に生ハムと過ごせるのだから、もはや買わない理由が見つからなくなってきた。

この記事を書きながらも、なにか理由を見つけて注文しそうになっている。

たとえば10人で買ってパーティーでもすれば、一人2,500円で生ハム食べ放題である。ほら、一気に現実的な金額になった。一度で食べ切れる量でもないと思うので、何度も集まれるかもしれない。

ただ、やはり原木をまるまる独り占めするという魅力も捨てがたい。

今、私の選択肢としては、生ハムの原木を買うか、買わないか、という二択ではなく、一人で買うか、誰かと買うかになっている。

【参考サイト】
グルメミートワールド

【関連記事】
塩麹のように糠床で魚や肉を漬けよう
段ボールでベーコンを手作りする
新鮮な魚よりもおいしい!熟成された魚のお寿司を食べた

1 2 3 4

ピックアップ

tandoor08

楽しい!おいしい!ケータイタンドールの魅力
ケータイタンドールと名付けた調理器具。魚も肉もジューシーに焼き上がるそう!

コメント

  1. お久しぶりです(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪
    こんな記事を読むと、うっかり買ってしまいそうになります(・∀・)イイ!
    きのこ栽培セットのように。
    きのこは楽しくて、美味しかったな~(*^m^)

  2. 初めまして
    以前より玉置さんの記事は「私的標本」で拝見させて頂いておりまして、そのおかげさまで釣り(沖ですが)にはまり、釣り道具(竿、リール等)に多額の投資を行い、更にこの記事によって昨年より(デイリーの記事によって)燻っていた生ハムに消火できないほどの火がついてしまった者です。
     一昨日、生ハムを(酔った勢いで)注文してしまいました。
     今週、配達されるそうなので楽しみなのですが、玉置さんには是非とも注文後の記事を書いてもらいたいと思います。

このページの先頭へ