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夏の蒸し暑い日に嬉しい葛餅は、葛粉や片栗粉さえがあれば、誰でも簡単に作ることができる。3種類のデンプンを使って、作り比べてみた。

葛餅の材料がややこしい

あなたがこの記事を読んでくださっている日が暑いかどうかはわからないが、私がこの記事を書いている日はとっても蒸し暑い。こんな日に嬉しいのが、ひんやりとした葛餅である。キナコと黒蜜をたっぷり掛けて食べるとうまい。

葛餅というと、買って食べるものというイメージがあると思うが、形にさえこだわらなければ、こんなにも簡単に作れる和菓子は他にない。材料なんて葛粉と水だけだ。

でもただひとつ、ややこしい問題がある。葛粉というくらいだから、葛という植物から取りだしたデンプンである葛粉を使って作るべきなのだが、本物の葛粉は高いので、サツマイモから取ったデンプンが葛粉として売られていたりする。そうかと思ったら、この前買った「葛餅の素」は、よくみたらジャガイモのデンプンだと書いてあった。

ようするに、デンプンだったらだいたい葛餅っぽいものができるようだ。それなら葛餅ではなく、サツマイモ餅とかジャガイモ餅、あるいはざっくりとデンプン餅に改名するべきのような気もする。「イワシのつみれ」の材料が、サバやサンマだったら、ややこしいじゃないか。

そうはいっても、ガリガリ君の梨味にはリンゴ果汁が入っているというし、安い材料で美味しい葛餅ができたら、それはそれでお得なので、3種類のデンプンを用意して葛餅を作り、その味の違いを確かめてみたいと思う。

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じゃじゃーん。

一番左は、北海道のジャガイモから作られた「片栗粉」。片栗粉というのも、もともとはカタクリという植物から作られるそうだが、これはジャガイモからできている。ジャガイモから作られた片栗粉で葛餅を作ってみるという二重詐称。なんだかデンプンだけにチンプンカンプン。

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みなさんご存知の片栗粉。

真ん中は「葛粉」という名で堂々と売られていたが、その材料はサツマイモ100%で、甘藷デンプンというそうだ。これで作られている葛餅がけっこう多いのかも。葛餅だと思って食べていたのは、実はサツマイモ餅だったなんてことがあるのかな。それはそれでうまそうだけど。

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葛粉という名のサツマイモデンプン。

右が「本葛」で、ようやく登場した本物の葛粉。これぞ葛粉の中の葛粉と言えよう。クズの中のクズだと、なんだか悪口言っているみたいになるが。他の葛粉風の粉と分ける意味で、わざわざ本葛粉という呼び方をするらしい。

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これが本物の葛粉。石膏みたいだ。

片栗粉はサラサラしているが、葛粉(甘藷デンプン)と本葛粉は、ラムネのようにゴツゴツしている。

100グラム当たりの値段は、片栗粉50円、葛粉(甘藷デンプン)150円、本葛粉500円というところ。本物の葛粉、なかなかの末端価格である。マグロでいったら、メバチマグロ、ミナミマグロ、クロマグロといったところだろうか。

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コメント

  1. とにかくほのぼの読みました!ただ材料の分量みたかっただけでしたが記事全部読みました。面白かったし 素直なコメントのあちこちかなり共感しました&ezF3A1;ねるねるねるね…同じ年代かな&ezF7EE;

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