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今、自分がいる場所が、過去にどんな風景だったのか?と想像してみる。そんな時に手助けとなるiPhone用の地図アプリがあります。そのアプリの名は「横濱時層地図」、横浜の明治初頭から現在までの7つの時期の地図を、瞬時に切り替えて見比べることができるという優れもの。一昨年にリリースされた「東京」版に続き、今年夏に姉妹アプリとして発売が開始されました。

今回はこの地図アプリとともに、開港以降大きく変貌を遂げた横浜の街を巡ってみました。

「時層地図」とは?

「時」の「層」を成す「地図」という文字が示すように、様々な時期の古地図や地形図を重ね、同位置同縮尺で切り替えることができる「横濱時層地図」。 2012年7月に(一財)日本地図センターよりリリースされました。

収録されている地図は、

・文明開化期(明治14ー15年)
・明治の終わり(明治36-39年)
・関東地震直前(大正10ー昭和2年)
・昭和戦前期(昭和3ー14年)
・戦後転換期(昭和23ー32年)
・バブル期(昭和59ー平成2年)
・段彩陰影図(5mメッシュ標高)

の7種類に加えて、iPhoneに標準装備のgoogleマップ(iOS 6バージョン以後はappleマップ)を重ねることができます。

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アプリに収録されている古地図6種と現代のgoogleマップを同位置同縮尺で比較。(上:左→右)文明開化期、明治の終わり、関東地震直前、昭和戦前期(下:左→右)戦後転換期、バブル期、現代のgoogleマップ、現代のgoogle航空写真

これらの古地図を現代地図と見比べるだけでもじゅうぶん魅力的なのですが、さらにこのアプリを特徴付けるのが「段彩陰影図」です。段彩陰影図とは、標高ごとに色分けをして彩色し、そこに陰影を付けて立体感を出した地形図のこと。

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左が収録されている「段彩陰影図」。右は標高ごとの色分けの凡例、横浜の街はこんなに凸凹が激しいのです!

この段彩陰影図は、歩きながら使うのにとても便利です。道路地図などに記された道では、そこに坂があるかどうかは分からない。そんな時、この地図に切り替えて拡大してみると、自分がどの高さの場所にいるかが一目瞭然。この道の行き止まりは崖だからか、と分かったり、尾根上にいたらどちらの坂を下ろうか、などと考えたり、街にいながらにしてちょっとした山歩き気分も味わえます。

それになんといってもこのアプリの魅力は、iPhoneに付属しているGPS機能を使い、今いる場所を細かく特定できること。これまでは紙の古地図をとっかえひっかえ比べながらも、なかなか正確な場所までは同定できませんでした。それがこのアプリを立ち上げるだけで、各時代ごとの今いる場所が分かるようになり、一気に明治時代まで遡れてしまう。「今いる場所は川の中だったんだ」とか「煉瓦工場だった」とか、時にはびっくりするような結果が表示されたりも。これは体験してみるとちょっと戦慄を覚えるほどです......。

ということで、この地図アプリは現地に行って実際に体験してみなくちゃはじまらない。ではこれから、アプリとともに横浜の街へ出かけたいと思います。

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