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心身をゆるめ、リラックスしていく禅の呼吸法。ストレスからはなれて、心をすっきりと調える方法としても注目され、本屋さんで「禅」や「呼吸法」という言葉を目にする機会も増えたように思います。
その1つとして、「ZEN呼吸法」を伝える呼吸アドバイザーの椎名由紀さんの本、「心がすっと軽くなる、魔法のZEN呼吸法」が8月に出版されたので、そのやり方について伺ってきました。

ZEN呼吸法とは

身体1つでどこでもできる、呼吸による調身、調息、調心。体内対話株式会社 代表取締役の椎名由紀さんは、江戸時代に禅僧が伝えたそんな呼吸法を研究し、本や講座を通じて伝え広めている方。実は私も3年程前に雑誌を通じて知る機会があってから、日々の生活に取り入れています。
まずは、椎名さんにZEN呼吸法について伺いました。

――ZEN呼吸法は江戸時代中頃の禅僧の健康法に由来するのですよね。どんなものなのでしょうか。

「白隠禅師という禅僧が書いた『夜船関話(やせんかんな)』という本があって、それを元にしています。もともと禅僧は優れた知識人で、学問や医療のことなど、良いものを中国から取り入れて、真っ先に日本に伝え広める役割がありました。
白隠という人は、自分自身が若い頃、禅の厳しい修行をする中で、ストレスが大きすぎたため心身を患ってしまい、生死をさまよう病を経験しました。そして結局、心は息をもって制す、そうでなければ心身一体として道をまっとうできない、ということを発見したんですね。
それで、若い修行僧や民衆のために、自分自身が救われた呼吸とイメージによる健康法を、この本で伝えたわけです。70歳を過ぎてから書いた本なのですが、『わしのいうことが嘘だったらこの首をやる』と言いきっており、命がけで伝えたことがうかがえます。当時はベストセラーだったようですよ。」

Zen_02.JPG白隠は、民衆に広く禅の教えを伝えるために、多くの禅画を書き残しています。「富士山大名行列」は、飢える庶民をよそに金銭を費やす大名行列を皮肉り、白隠が考える「禅」を総合的に表現した代表作。

――どんなきっかけで、メソッド化されたのでしょうか。

「私が書いた本を開けば分かりますが、私自身が、白隠のこの呼吸法に救われた1人なのです。15年という年月、頭痛や肩こりや目眩などが本当にひどくて、医者を転々として、どこに行っても治らなかった。体調が悪いから何もしたくなくて、何のために生きているのか分からなかったぐらい。それが、縁あって知人にすすめられたこの呼吸法を試してみると、徐々に調子が良くなってきて、今では嘘のように健康な身体になりました。血流が良くなって、体温は36℃後半まであがって、免疫力もアップしたわけですね。毎日健康なことが、もう、本当に、ありがたいです。

今は医療があるから、私がそうだったように、どこか調子が悪くなると何も考えずにそれに頼って、他人である医者に治してもらえると思いがちです。でも、その根本的な原因は自分が作りだしているということや、自分で良いコンディションをつくれるということに、身を以て気付くことができたので、昔の私のように不調で苦しむ人たちに、江戸の教えを伝えなければと思いました。」

Zen_03.JPGエネルギッシュな椎名さんからは、昔のご経験が想像もつきません。「ご飯は多いと2合とか食べちゃいますが、健康になってから勝手に痩せましたし、太りません」と。びっくりです。

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