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良いことや好きなことをテーマに楽しく・小さく稼ぐ「月3万円ビジネス」。これから自分もやってみたい、という人がビジネスモデルを磨く「月3万円ビジネス相談会」に2年ぶりに参加して、アイデアの相談に乗ってもらいました。

スーツを着た人も参加

月3万円ビジネス相談会は、千葉・木更津に移住して農的生活を営む前田敏之さんが都内で毎月主催しているもので、筆者が参加するのは2年ぶり。ちなみに当時の様子はコラムで書いていますので、よろしければそちらもどうぞ。

ところで、筆者は好きで原稿を書く仕事をしていますが、これにプラスする形で、別の方法でも月3万円ビジネス的にお金を稼ぎたい、と考えています。映画「シロウオ」のかさこ監督へのインタビューの中でも、仕事をパラレルキャリア=複業化する、という話題が出てきました。シゴトを複業化すれば、生活の安心感が増すに違いない! そして主な生計をバックアップするような仕事を手に入れることは、その発想において、マネー資本主義を補完・代替する「里山資本主義」の実践にも通じるはずです。

それでこの間、自分なりに「小商い」のプランをあたため、実行できるものからやってみたりしていた折、ちょうどいいタイミングで相談会が開かれるのを機会に、他の人から意見を聞いてプランに磨きをかけようと思ったのでした。

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阿佐ヶ谷イネルでの相談会。左が前田さん

相談会は5月15日(木)の夜に開催。会場の阿佐ヶ谷のカフェ「イネル」には8人が集まりました。その中には、2年前には見られなかったスーツ姿の人も。「月3万円ビジネス」が少しずつ世の中に広まってきているようです。当日は筆者を含め3人がアイデアを発表しましたが、ここでは私のプレゼンテーションに絞ってご紹介します。

ミニソーラー、きっかけは「月3万円」

以前、コラムで記事にした「持ち運べるソーラーシステム」。実は、このアイデアは2年前の相談会でビジネスモデルとして提案したものでした。もっとも、その時は参加者が組み立てるワークショップとしてではなく、完成品での販売を想定。LED電球やスマートフォンの電源として、数千円で手に入る自然エネルギー源として、需要があるのでは?と考えました。

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2年前の相談会。アイデアを提案したものの、反応はかんばしくなく・・・

ところが他の人から「性能はともかく、見た目とか使い勝手とかも考えた方がいい。よほど魅力がない限り、買いたくない」という意見が。完成品として売るには、モノとしての完成度を高めるべき、というのです。確かにその通りで、製品のレベルまで高めるには何度も試作と改良を重ねる必要があり、しかしそれには時間も金もかかるよなあ・・・と思いあぐね、結局、製品の販売は断念。アイデアもそのまま1年ほど塩漬け状態となってしまいました。

けれどもまずは形にしてみようとも思い、翌年の春に出力5ワットのシステムを製作。すると今度は周囲から「スマホの充電はできないの?」と反響がありました。

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スマホ用電源という需要があった!

「これはやっぱり需要があるかも・・・」と思い、「もちろんスマホも充電OK。組み立てるワークショップがあれば参加する?」と聞いてみると「参加する!」。それならば、ということで昨年秋、システムのラインアップを20ワットまで増やしてワークショップを開催。無事に成功し、「またやってね」と次回のオファーもかかったのでした。

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筆者のジモト、東京・小金井で開催。12ワットと20ワットのシステムを製作!

ただ、この時は参加費をモニター価格として設定したために利益は「ゼロ」。準備などの手間を加味すれば実質赤字です。これでは続けられない、と考え、値段を見直して4月に2回目のワークショップを行ったところ、おかげさまでこれも成功。「月3万円」というわけにはいきませんが、まずまずの利益を手元に残すことができました。

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今度は府中でも大成功!

ワークショップの参加者のみなさんからは「電気を使うことへの罪悪感が減った」「電気にいとおしさが芽生えた」などの感想をいただきました。また、システムを組み立てる際、市販のUSBアダプターを加工したりするのですが、既製品に手を加えて新たにモノを作る体験も参加者にとっては新鮮なようです。

持ち運べるソーラーシステムは、完成品としては商品力が低かったのですが、ワークショップを通じて「自分で作る」という体験と、それに付随する「新たな発見」を価値としてプラスすることで、利益の出る「ビジネス」になった、と言えるのではないでしょうか。

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