rakugaki_00

テーブル、壁、床、窓――、あらゆるところに落書きできる驚きのカフェ&バーが期間限定で銀座に出現。メニューには落書きにちなんだ個性的なドリンクやフードが並びます。どうしてこのようなお店ができたのか、お話を伺ってきました。

「表現」のハードルを下げて、誰でも楽しめるものに

店名は「GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel」。文具メーカーのぺんてるが2014年6月2日~7月27日の期間限定でオープンしたお店です。オープンから10日ほどして伺うと、もう描けるスペースを探すのが大変なほど、ぎっしりと描かれていました。

rakugaki_01
入ってすぐのペンご自由にコーナー。石膏像がすごいことになっている。

rakugaki_02
もしかして……、やっぱり!!トイレの壁や鏡も落書きだらけ。

担当者の経営戦略室・末岡淳史さんにお話を伺いました。

―― 今回お店をオープンされた経緯を教えていただけますか。

末岡さん「ぺんてるは2013年に『頭の中に浮かんだ事や考えた事を素直に表現できる。そんな<表現すること>を支える会社です』とメッセージを発信しました。私どもの商品は、小さいお子さんからお年寄りまで、同じものを使えるんですね。同じ場で一緒に表現することを楽しむこともできる。それが実際に体験できる場所があったらなあと思っていたところに、日比谷Barさんから新コンセプトの店舗としてコラボのお誘いをいただいて。お店のメニュー開発や運営を日比谷Barさんにお願いしているんです。メニューはぺんてるをイメージしていろいろ作っていただきました」

―― お店の内装や接客はいかにも銀座の正統派バーという感じで、落書きとのギャップが面白いなあと思ったのですが、飲食のところは老舗のお店がやっていらっしゃるんですね。

rakugaki_03
おすすめのカクテルをノンアルコールで作っていただきました。

rakugaki_04
フライドポテトがパレットに!七色ソースの味比べが楽しい。

―― お店のサイトなどを拝見すると、「表現」がキーワードになっているのでしょうか。

「はい。『表現』というと少し硬い感じがするかもしれませんが、子供の頃って好き勝手にやっていたと思うんですよね。それが大人になると機会が減っていく。『表現 = RAKUGAKI』にすることで、自由に描いてもらえると思ったのですが、『描いてください』と言われると一歩ひいてしまう。そこで、お客さんに身構えることなく表現してもらえるように工夫しました。まずランチョンマットに描いて、机にいって、壁、ペンを持って立ち上がって、というふうに」

rakugaki_05
たしかに、つい落書きしたくなるランチョンマット。

rakugaki_06
場所別に適したペンがわかる一覧表も各テーブルに。親切。

―― お客さんの様子はいかがですか。読みは当たりましたか。

「それが想定外だったんですよ。みなさん描かないだろうと思って、なるべく描きやすくするための仕掛けを用意していたんですが、予想以上に、いきなり立って描きだす人が多くて。付き合いでたまたま来たような人でも、しっかり描いていかれます。描きながらニコニコしていたり、真剣な顔でずっと描いていて、あとでスッキリした顔をしていたり。ストレス発散になるんでしょうね」

―― なるほど。場所があれば表現したいという人が結構多いのですね。もう描く場所がなくなってきていますが、白壁にリセットするようなことはないのでしょうか。今後は地層のように、新しい落書きを上から重ねて描いていく感じになるのでしょうか。

「お客さんは描くことを目的にご来店して頂いているので、描くスペースは用意したいと思っています。付け足す楽しみもあるのですが、何もない場所に描きたい方も多いと思いますので、柱と窓はいったんリセットしようかと検討しているところです。もちろん、消してしまう前に写真を撮ってアーカイブとして残す予定です」

1 2

ピックアップ

tandoor08

楽しい!おいしい!ケータイタンドールの魅力
ケータイタンドールと名付けた調理器具。魚も肉もジューシーに焼き上がるそう!

このページの先頭へ