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アジア・太平洋地域で、薬用・食用に重宝されてきたという、ココナッツオイル。
「Organic Humanneess(人間がもつ健康と幸せを実践する本来の力)」をコンセプトにエシカルなコスメを取扱うある会社で、フィジーのヴァージンココナッツオイルをはじめたと聞き、その魅力とたのしみ方を伺ってきました。

ヴァージンココナッツオイルの魅力

固い皮に白い果肉、中の液体を飲むことができて、独特な風味があって・・・。そんなココナッツからとれるという、ヴァージンココナッツオイル。いったい、どのようなものなのでしょう。

coconut_01ココヤシの実、ココナッツ。提供:株式会社REBULA

お話を伺ったのは、株式会社REBULAの代表取締役社長の、原由祐子さん。
「長い間、その土地土地で大事にされてきたもの、いまだに廃れず人々の間で利用されているものを、信頼する」という信念のもと、主に、南太平洋に伝え残る民族薬学に根ざした、エシカルなコスメをプロデュースしています。

シルクロードによる物流が可能だった北半球の国々では、古くから、長時間かかっても、植物を移動させることが可能でした。そのため、植物を乾燥させて利用する方法が発達したんです。それに対して南太平洋は、小さな島々の世界。植物を利用した人々の暮らしの知恵は、その土地土地で発達し、植物を生のまま利用するという独自の方法が、今日まで伝わっています。

私は、ご縁があってフィジーに調査に行った際に、そうしたものたちに出会いました。現地の方々にお話を聞きながら、原材料の輸入ではなくて、現地で加工したものを日本に持ち込みたいと思ったのが、会社をおこした1つのきっかけです」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA2009年より社長としてご活躍の原由祐子さんと、ヴァージンココナッツオイル。

取り扱っている商品は、バヌアツのタマヌオイル(皮膚の万能薬として古くから愛されているナッツのオイル)、スペインのオリーブオイルなど、古くから伝え残るものを信頼する、というフィルターにかけられたものが揃っており、そんな中、この8月から取り扱いを始められたのが、ヴァージンココナッツオイルなのです。

――― ココナッツオイルは、現地ではどのように利用されてきたものなのでしょうか。

原さん「ココナッツがなるココヤシは、人々の間で大変に活用されてきた植物で、世界経済の1/3を支えている、とも言われています。ココヤシは、葉っぱから実から花まで、全ての部位を利用できます。例えば木は家具になりますし、花からはお砂糖がとれる、といった具合です。

その中でも、実からとれるココナッツオイルは、古くからダイエットやスキンケアなどに使われているんです。医薬品としての最も古い記録は、インドのアーユルベーダで、5000年前にうがい用に使われた記述があります。南太平洋の島々では、スキンケアやヘアケア、傷薬として、今も使われています」

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日本ではあまり身近ではありませんが、ココナッツがなる国々では、古くから利活用されてきたのですね。提供:株式会社REBULA

—――― ヴァージンココナッツオイルとは、どんなものなのでしょうか。

「ココナッツオイルは、原材料の違いによって、大きく2つに大別されます。
1つは、乾燥させたココナッツからできるオイル。水蒸気で高温にして、油を抽出した状態をCRUDEオイルと言いますが、これをさらに精製、漂白、脱臭して加工したものが、RBDオイルです。香りがないので、フライやソテーなど、どんなお料理にも使える他、化粧品の材料にも使います。ヴァージンココナッツオイルに比べて、たくさんの量をとることができるオイルです。

一方、ヴァージンココナッツオイルは、生のココナッツの白い果肉を削ってそのまま絞ったオイルです。フィジーでは発酵法を用いていて、果肉を削り、ぬるま湯を加えてよく混ぜて、1日保温して発酵させます。すると、それが4層に分かれ、そのうちのオイルの部分だけを取り出したものが、ヴァージンココナッツオイルなのです。

ちなみに、時々質問をいただくのですが、酸度の数値により明確化されているエキストラヴァージンオリーブオイルとは違い、エキストラヴァージンココナッツオイルという明確な基準はどの国や団体でも規定されていません」

coconut_041生のココナッツが原材料で、透明で香りがあるのが、ヴァージンココナッツオイル。提供:株式会社REBULA

OLYMPUS DIGITAL CAMERARBDオイルとヴァージンココナッツオイル。香りを比べてみると、RBDオイルにはココナッツの香りがあまり残っていないのに対して、ヴァージンココナッツオイルは、ココナッツの甘い香りがありました。

――― 現地では古くから利用されてきたというココナッツオイルですが、最近注目を集めている理由として、どんな特徴があるのでしょうか。

原さん「ココナッツオイルが良いとわれる最大の特徴は、酸化しにくいこと。オリーブオイルなど一般的にヘルシーと言われるオイルに比べても、遥かに酸化しにくいのです。酸化するまでの時間の長さを示す『ヨウ素価』という指標を他のオイルと比べてみると、ココナッツオイルが顕著であることが分かります。ただし、空気中の酸素や、水や金属など、不純物と混ぜれば酸化はすすむので、そこは注意してくださいね。

それから、オイルの中に、中鎖脂肪酸が多いということも特徴です。中鎖脂肪酸は、脂肪としてたまりにくく、エネルギーとしてすぐに燃焼できるため、ダイエットや糖尿病によいとされています。最近では、認知症予防への応用も期待されているようですよ」

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ヨウ素価の比較を見ると、他の値とは随分違って、驚きです。提供:株式会社REBULA 

原さん、詳しいお話を、ありがとうございます!

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