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日本中で石川県金沢市の一部にだけ発生しているスジアカクマゼミを採取して、地元の方々と食べてしまおうという観察会に参加してきた。

なぜか金沢にだけ生息しているスジアカクマゼミ

アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなど、日本には様々なセミが生息しているが、日本中で石川県金沢市の一部だけ(大場町に多いらしい)で確認されているという超レアなセミをご存じだろうか。私はまったく知らなかったのだが、その名を「スジアカクマゼミ」というらしい。

そんなスジアカクマゼミの成虫と幼虫を、石川県ふれあい昆虫館の福富宏和さん指導のもとに採取して、さらに昆虫料理研究会のムシモアゼルギリコさん指導で調理して試食するという、一挙両得&一石二鳥、あるいは一長一短&一喜一憂の『外来種スジアカクマゼミを採って食べる「セミ会」in 金沢』がおこなわれた。

IMGP3380アミとムシカゴを持って金沢までやってきました。

IMGP3416右がセミ採取指導の石川県ふれあい昆虫館・福富宏和さん。左がセミ料理指導:昆虫料理研究会・ムシモアゼルギリコさん。

福富さんの説明によると、スジアカクマゼミとは朝鮮半島や中国、台湾、ベトナムなどに生息するセミで、日本では2001年6月にはじめて金沢競馬場付近で鳴き声が観測されたそうだ。

スジアカクマゼミの鳴き声はジージージーととてもうるさいので、その鳴き声を知っている人が聞けば、すぐに「あ!」と思うことだろう。鳴き声はこちらにアップしました

IMGP3426 セミを捕まえて食べるために、多くの人が県内外から集まりました。

そんなスジアカクマゼミの発生確認から14年が経つものの、未だ他の地域では発見されていない。そのため海外からやってきた外来種であると考えらえれているが、侵入経路が判明していないこともあり、外来種と断定するには早いという意見もあるのだとか。もしかしたら日本に昔からいるにもかかわらず、その存在が認識されていなかったという可能性も捨てきれないのだ。

現時点ではちょっと鳴き声がうるさいくらいだが、今後は生態系や農作物に対してなんらかの影響がでてくる可能性もあるので、このセミをここから広げないことが現時点では大切なポイントとなる。しかし、このセミの存在は地元金沢でもほとんど知られていない。そこで分布が急速に拡大して何らかの影響が出る前に、多くの人がスジアカクマゼミの存在を知り、その発生状況に注目しておく必要があるのだ。

そんな訳で観察会が開かれているのだが、今回は新しい取り組みとして「昆虫食」という観点からもスジアカクマゼミを取り上げるというのが大きな特徴である。捕まえたスジアカクマゼミを食べちゃうのだ。

個人的には小学生のころ、セミを採ろうとして犬のウンコ(柔らかめ)を踏んでしまい、さらにセミにオシッコを掛けられるというふんだりけったりの辱めを受けたり、羽化したばかりのセミを指にとめていたら、木だと思ったのか固いくちばしを刺されたりした苦い思い出があり、セミ採りに対して積極的ではなかったのだが、そこに「外来種」、「食べる」というキーワードが加わることで、それならばと金沢まで来た次第である。

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