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ある資料館でみかけた一枚の絵地図。グラフィカルな色づかいと味のある筆致に、思わず釘付けになってしまいました。これはまだ見ぬ人に届けねば!となかば使命感にすら駆られ、このたび地図の作者である増田善之助さんを訪ねてきました。

100枚を超える絵図の、ほんの一部を紹介します

まずは、増田善之助さんが描いた地図をご覧ください。

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「内藤新宿と周辺 今昔」(クリックすると拡大します)

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「向島本所深川絵図 江戸末期」(クリックすると拡大します)

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「練馬・板橋と周辺 今昔」(クリックすると拡大します)

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「下谷・浅草と周辺絵図 昔と今」(クリックすると拡大します)

これら東京都内の絵地図は、各エリアの歴史を調査したのちに、ある時代を設定して描かれています。なかでも「今昔」と銘打った地図は、設定された時代に加え、描いた当時の情報が載っている増田さんオリジナル。その場所が現在のどこなのかが分かるように、点線で電車の路線や主要な建物などが付け加えられています。

次に部分を拡大してみます。地図に関する豆知識もところどころに。
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「豊島群駒込村周辺絵図 安政年間」部分拡大。“くすりや”のこうしたエピソードを読むと、その時代にぐんと親近感がわきます。

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「小石川本郷絵図 江戸末期」部分拡大。上野にある不忍池の由来の一説が書かれています。

また東京都内だけでなく、東北や四国、九州など、描かれている範囲は全国に渡ります。
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「四国・瀬戸内の街道と史跡絵図」(クリックすると拡大します)

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「東海道・木曽路絵図」(クリックすると拡大します)

これらご紹介した絵地図はほんの一部でしかなく、これまでに描かれた枚数は100点以上。しかも調査から下図作成、色付けまですべて増田さん一人の手で生み出されているのです。何といっても魅力的なのは細密な絵画のような美しさ。私は偶然にも3度、資料館や図書館で増田さんの地図に出会ったのですが、見れば見るほど魅力は増すばかり。

初めて葛飾区のかまくら郷土資料館で地図を見た日からずっとお会いしたかった増田さん。方々にたずねて連絡先を教えてもらい、足かけ3年、念願かなってようやく対面することができました。

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